新しいwebに向けてブロック塀の倒壊理由についてまとめています。
建築学会の「既存コンクリートブロック塀の耐震診断(案)・同解説」ではブロック塀が倒壊する理由について図解で載っていますが(当社パンフレットにも掲載)どうしてもわかりにくく改めて分析をしてみました。
表を見ていただくとわかりますが、倒壊した塀のうち半分が基礎がなかった塀です。
さらに倒れた理由として鉄筋と基礎はほぼ1:1の割合であることがわかります。
転倒理由
基礎種別/ |
鉄筋 | 基礎 | 合計 |
---|---|---|---|
コンクリート基礎 | 25% | 6% | 31% |
ブロック埋込基礎 | 17% | 2% | 19% |
基礎なし | 13% | 38% | 50% |
合計 | 54% | 46% | 100% |
「基礎なし」の壁体脚部が原因の転倒は基礎部転倒の方が原因としてはわかりやすいので置き換えます。(そもそも基礎がないため=基礎部に問題)