ブロック塀が地震の時に倒れるせいで塀には「災害をもたらすものだ」というイメージがなんとなく付いてしまっていますが、元々塀というモノは家や学校から災害を遠ざけるためのものです。

家であれば家族とマイホーム。学校であれば生徒・児童と学校の建物、会社であれば社員・在庫・会社の建物を守るための外部からの障壁として塀があります。

塀は火事、台風、騒音、プライバシー侵害、飛来物、侵入と多彩な災害から建物と敷地を守り抜く役割があります。

コンクリート塀は様々な素材の塀の中でも防災性能が最も優れた特性を示しています。

塀に求められる防災能力とコンクリート塀の機能

耐侵入

隙間がなく固いコンクリートで外敵の侵入から守る。

耐火災

コンクリートは火に強い。火事が発生しても厚いコンクリートの壁で守る。

耐風害

風速46m/秒に十分耐えられる耐風設計。毎年来る台風から守る。

耐衝撃

15cmの分厚いコンクリートで飛来物や車から守る

耐転倒

震度6の耐震設計とL型のねっこで、倒れずしっかり守る

耐劣化

厚さ6cm、高強度コンクリート(30N)で鉄筋をしっかり保護。100年設計で長く守る。

耐視線

地上高さ50cmから2.5mまで選べるコンクリートの壁だから気になる視線をシャットアウト

防遮音

厚く重いコンクリートの壁だから音からもしっかり守る。