「危険物施設や防災エリアに求められる安全性をすべて備えた次世代型プレキャストコンクリート防火塀。」
製品のポイント
耐火性能・耐震性能に優れたデザイン性の高い究極の防火塀
「火の壁」は、防火・耐震・施工性の3要素を高水準で実現し、厳しい法令基準をクリアした、業界最高水準のプレキャスト防火塀です。
防火塀の設置や改修で、こんなお悩みはありませんか?
法規制が複雑で、どの基準に従えばいいか分からない
- 「消防法や建築基準法に適合しているか不安」
- 「延焼ラインの設定や設置位置が正しいか自信がない」
施工に時間とコストがかかりすぎる
- 「現場の工事が長期間になり、業務に影響が出そう」
- 「施工費用が高く、予算内に収まらない」
デザインや景観への影響が気になる
- 「建物や周辺環境にマッチする防火塀が見つからない」
- 「景観を損なわずに防火性能を確保したい」
メンテナンスが手間で、耐久性に不安がある
- 「地震や自然災害後の防火塀の状態が心配」
- 「設置後、頻繁な修理やメンテナンスが必要になりそう」
現場条件に適した製品が見つからない
- 「狭い土地や特殊な地形では設置が難しい」
- 「カスタマイズ対応ができる防火塀が欲しい」
こんなお悩みを火の壁は一気に解決します。
火の壁が選ばれる理由
いざというときの安全性を求められる防火塀。
「火の壁」は究極と言って良い基礎一体型のL字の形をしたプレキャストコンクリート塀です。
【防火性能】 厚いコンクリートの壁でガソリンスタンドや危険物保存箇所を守る
- ガソリンスタンドや危険物保存施設で求められる厳しい防火条件に適合。
- 火災発生時の延焼リスクを大幅に抑え、施設と利用者の安全を確保。
- 法令基準を満たしているため、許認可取得がスムーズで、管理者の手間を軽減します。
【耐震性能】 水平震度0.3に耐えられる設計を、当社だけの耐震振動実験により実施。
- 当社独自の耐震振動実験で、震度7相当(600ガル以上)の揺れにも耐え得る安全性を実証。
- 従来のブロック塀や他社製品と比較して、地震災害時の倒壊リスクを大幅に低減。
- 災害発生後も施設の機能維持をサポートし、事業継続性(BCP)向上に貢献します。
【デザイン】
【省施工性】
- 基礎一体型構造により、掘削→整地→設置→埋戻しのわずか4ステップで施工完了。
- 従来工法と比べて約43%もの工程削減を実現し、工期短縮と人件費削減につなげます。
- 熟練工を多く必要とせず、人手不足の現場でもスムーズな施工が可能です。
【基礎一体】 縦壁と底版が完全に一体化。手間の削減と安全性を両立
縦壁と底版を一体化したプレキャスト構造により、現場での基礎設置工程が大幅に簡略化され、施工時間やコストの削減、さらに耐久性・安全性の向上が期待できます
従来工法と比較して約43%の工程削減により、工期が短縮され人件費や管理コストも削減できます
【カスタム】 現場に合わせてぴったりの物を作成
高さ | 製品高 2500~3000 (地上高 2000~2500) |
長さ | 標準2000mm (敷地に合わせた短尺加工OK) |
コーナー | 90度までのコーナーOK (挟角はご相談ください) |
表面テクスチャ | ~工場加工~ ・プレーン ・杉板模様 ~現地加工~ ・塗装 ・タイル |
詳細な特徴
高い防災性能
法令遵守
厚さ150mm、鉄筋被り40mm以上、高さ2m以上、耐火構造の鉄筋コンクリート製品のため防火塀としてしっかりと法令を遵守できます。
防火塀基準をクリア
1,耐火構造であること—OK!
きちんとした耐火構造ですので、安心して使えます。
2,高さ2m以上であること—OK!
最大地上高2.5mなので、安心して使えます。
耐火構造基準をクリア
1,鉄筋コンクリートであること—OK!
耐震防火塀「火の守」は鉄筋がしっかり入ったプレキャストコンクリートですからもちろんクリア!
2,コンクリートの厚さが10cm以上であること—OK!
耐震防火塀「火の守」は壁厚が15cmだから10cmを楽々クリア!
3,鉄筋被りが3cm以上で有ること—OK!
耐震防火塀「火の守」は鉄筋被りが4cm以上だから鉄筋被りも楽々クリア!
防災塀としての性能の高さ(耐震・耐風・耐火)
完全に基礎一体型のプレキャストコンクリート塀のため、地震や風に極めて強い構造となっています。
高い耐震性 実証済の安全性~実物大耐震振動実験~
日本で唯一、基礎一体型のプレキャストコンクリート塀として「実物大耐震振動実験」を金沢工業大学と共同研究粗智恵2019年に行っています。
耐震性能の重要性
直接的な事故
これまで広く普及してきたブロック塀は施工の難しさや劣化の早さのため地震の度に倒壊し多くの犠牲者を出してきました。近年ではブロック塀の倒壊により損害賠償請求が行われることもあり耐震性は非常に重要視されています。
本来の役割
地震時に倒壊してしまっては、地震時に必ず発生する火事から危険物を守る事が出来ず、より被害を大きくしてしまう可能性があり、地域へ大きな被害を及ぼしてしまう可能性があります。
当社独自の耐震振動実験によりもたらされた耐震設計により水平震度0.6(約600Gal)の耐震性能を獲得。
建物の耐震等級3(450ガル)以上に当たる約600ガル(水平震度0.6)で実験。震度7相当の振動となる600ガル以上の振動を実際に与えても安全性を保ちました。これにより他社製品やブロック塀と比較して、より確かな耐震性能が確認されています。
震度 | 地震加速度(参考) |
6弱 | 190~340ガル |
6強 | 340~600ガル |
7 | 600ガル以上 |
極めて優れた施工性
掘削、据付、埋戻しの簡単3ステップ。
均しコンクリート以外のコンクリート打設は不要です。
L型擁壁と設置方法が同様のため、多くの土木施工会社にて対応が可能です。
塀のねっこ 4ステップ(従来商品とくらべ43%ステップ数を削減)
掘削->整地->設置->埋戻し
基礎別体型製品 7ステップ
掘削->整地->基礎打設->製品設置->基礎とのジョイント->養生->埋戻し
安全な自立型
底版がしっかりあるため、自立性が良く工事の際に不要な転倒事故を未然に防ぐことが出来ます。
従来製品との比較
ブロック塀
きちんとした基礎構造、施工が出来ている物はとても少なく現場管理に苦労します。
防火塀として最も必要とされる地震時に倒れてしまい、火災を防ぐことが出来ない事が心配されます。
基礎別体型プレキャストコンクリート塀
現場で一体化するプレキャストコンクリート製品は、設置時に非常に不安定であり不必要な労災を引き起こしてしまう可能性があります。また、人手不足で省力化が求められる中、技術的に難しい底版とのジョイント作業が求められ、施工管理に苦労することが心配されます。
従来の問題点 | 当社製品 |
ブロック塀の倒壊リスク | 実証済の耐震性能で解決 |
基礎別体型のジョイント作業 | 一体型でジョイント作業が不要 |
作業中の転倒事故 | しっかりとした一体型底版で未然に事故防止 |
安全にきちんとした塀を作ろうとすると管理が大変 | 基礎一体型のプレキャストコンクリート塀なので、管理項目が減り安心の塀が容易に作れる |
人手不足 | 極限まで工場製品としているので、現場の人数、熟練工を減らすことが出来る。 |
スペック
共通スペック
壁厚 (t) | 150 |
底版厚 (tf) | 150 |
ハンチ (c) | 150 |
製品長 (L) | 2000 (1000~1800で調整可能) |
製品高別のスペック
製品高(mm) (H) | 地上高(mm) (h) (根入れ500mm) | 底版幅(mm) (B) | 重量(kg) (標準長2000mm) |
2500 | 2000 | 1300 | 2682 |
2600 | 2100 | 1350 | 2790 |
2700 | 2200 | 1450 | 2934 |
2800 | 2300 | 1550 | 3078 |
2900 | 2400 | 1600 | 3186 |
3000 | 2500 | 1700 | 3330 |