ブロック塀の置き換えとして塀のねっこを開発してきました。
ブロック塀が危ないということ、ブロック塀が山のように日本にあること、ブロック塀のどこが危ないのか、どんな塀があるのか。
そもそも塀ってなんだろ?という思いになるのにそう時間がかかりませんでした。
いろいろ考えると、塀とはウチとソトを分ける障壁、いやウチをソトから守るための物体、ということなのだろうと思います。
一番に敷地を守る機能
敷地を守るため、つまり境界をはっきりさせ自分の土地と他人の土地を区別し他人にとられることを防ぎます。
次に敷地の中を守る機能ですね
浸水の水、台風の風、火事の火、人々のだす音、往来の土ぼこりなどの環境に起因することがら。
もう一つは、視線を防ぐ、侵入者を防ぐための障壁、車による衝突、という人やモノを遠ざける機能でしょうか。
つまりウチ(敷地、建物[住宅・事業所・工場・病院・学校など])の平安を保つための安全機能を持つ外壁が塀というわけですね。
ここに地震の時に倒れてしまうブロック塀に対する大きな問題・嫌悪感があるのではないかと思います。安全を守るための塀なのに、ということです。
目立っているけど、目立たない塀。
防水、防火、防風、防音、防視、防犯、防破を高いクオリティで作れるのが実はやっぱりコンクリートなんですね。