当社独自の検証実験

我々はコンクリート製品開発を主に行っておりますが、開発とは試験抜きには進められません。しかしながらコンクリート製品は重く、大きく、また対象となる試験もハードユースを想定したものとなり、必然的に実地試験を実施するハードルが高いものとなります。

一方で、実地試験を行うことは実際のデータや挙動を把握することができ、特に対災害においてその安全性や有益性を確認できるある意味唯一の方法となります。

ですので、当社は「実際の環境」に近い試験を創業時より大切にしており、これからも実施し続けていく方針です。

以下、実施済みの試験・実験となります。

コンクリート塀「塀のねっこ®」の振動実験-耐震性の検証

2019年に、金沢工業大学との共同研究で、プレキャストコンクリート塀「塀のねっこ ® 」の実大試験体による振動試験を行っております。
結果としては東日本大震災・熊本地震及び標準波沢工業大学との共同研究で、プレキャストコンクリート塀「塀のねっこ」の実大試験体による振動試験を行っております。結果としては東日本大震災・熊本地震及び日本建築センター模擬波のいずれにおいても転倒せず、その安全性・耐震性を確認しました。

コンクリート塀「塀のねっこ®」 による水密試験-浸水防止塀の検証

2021年に、三和コンクリート工業(株)と共同で プレキャストコンクリート塀「塀のねっこ ® 」 を用いた浸水防止塀としての性能評価実験を行いました。
実際に水密性能を測定するためのプールを構築し、漏水量を確認した結果、JIS A 4716でのWs-1及びWs-2相当の水密性を確保する接合方法を確認しております。

境界・ブロック塀基礎「土地分け丸®」の継手鉄筋引張試験-構造検証

2021年に大分県建設技術センターにてプレキャストコンクリート基礎 「土地分け丸®」 と継手鉄筋の接合部への引張試験を行いました。
ブロック塀の転倒の原因の一つは鉄筋にありますが、防錆処理を行った鉄筋により錆を防ぎ、更に本試験により構造体としても問題がないことを確認しております。