コンクリートメーカーから依頼されて補助金の書類を書いています。
その中に「技術分野」について書くところがあるんです。
私どもはいつも「複合・新機能材料」にチェックを入れます。
コンクリートというか鉄筋コンクリートは鉄筋とコンクリートを組み合わせた複合素材なんですね。
恐らく国はイメージ的にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)などをイメージしているのでしょうが、なんと言ってもこちらも鉄筋【補強】コンクリートなわけです。
CFRPなどは飛行機などに使われハイエンド感が漂いますがこちらも負けません。
CFRPとは？ 特徴や用途から成形方法の選び方まで詳しく解説
(東レ・カーボンマジック株式会社)
https://www.carbonmagic.com/cfrp/
経済産業省が出している「中小企業の特定ものづくり基盤技術の高度化に関する指針」によれば
P101
住宅・構造物・橋梁・道路・資材分野等に関する事項
住宅・建築物産業においては、環境配慮のニーズの高まりを背景とし
て、コスト効率の高い耐久性に優れた建材の設計、省エネ性能に優れた建
材の成型技術が求められる。また、資源循環の観点から、廃棄物等を材料
とした複合材料の成型技術のニーズが高まっている。
となっており、現代においても求められている材料なんですね。
実際に鉄筋コンクリートは結構ややこしくて、きちんと理解している人はそんなにいないんですよね。原理は簡単ですけど。
ある意味コンクリートそのものも砂利・砂をセメントでくっつけている物ですからそれそのものもひょっとすると複合材料なのかもしれませんね。