1区画の擁壁工事
最近工事が終わった擁壁工事の完了写真を撮ってきました。
「塀のねっこ」の姉妹商品「土のねっこ」(擁壁)の施工になります。
この現場は当社が工事もさせていただきました。
この製品のチャームポイントは塀の転用擁壁なので、表裏がどちらもフラットだと言うことです。
スロープ予定となっている90度折れている所をみていただきたいのですが、どちらから見ても綺麗に仕上がっています。
もちろん耐震設計済です。
宅地造成の細かい要求がされる現場にも対応でき、設計するときとても楽に設計が出来ます。
通常のL型擁壁と何が違うの?
通常のL型擁壁は材料を減らしなおかつ強度を持たせるために表に出ない裏側をえぐりこんでいます。
そのため背面側は美観に優れない構造形状がむき出しとなります。
土のねっこは表裏フラットのため、重量が多少重くやや高価になってしまいますが最後の納めが非常に美しく決まります。
逆L擁壁としても持ってこい
宅地造成の現場でプレキャストL型擁壁を使いたくても杭の干渉や様々な要因で諦めざるを得ない場合があります。
そのようなときは底版の向きをクルッと変えて逆L型擁壁とすると、すっきり決まることがよくあります。
土のねっこは表も裏もフラットなので、どちらでも使えます。
但し、底版、配筋などの調整が必要になりますのでご利用の際はご相談してください。
宅地造成でもつかえます。
宅地造成の現場では国土交通大臣認定の宅地造成擁壁がよく使われます。
たまに勘違いされている方がいらっしゃいますが、宅地造成の現場で大臣認定擁壁は必須ではありません。
「土のねっこ」は大臣認定擁壁ではありませんが、宅地造成の現場で使っていただく事が出来ます。
それは土のねっこが建築基準法、宅造規制法などの規制を全てクリアしているからなんです。
大臣認定擁壁とは?
大臣認定擁壁とは、前述した建築基準法などを一部クリアできない場合であっても、国土交通大臣が認定すれば使える、という除外規定になります。
例えば鉄筋被りが60mm必要な場所であっても、大臣が安全上問題ないとすれば建築基準法を一部守れない場合でもOKとなります。
「土のねっこ」は全ての基準をクリアしているから大臣認定が不要なんです。
現場打ちには大臣認定擁壁などがない
例えば、現場打ち擁壁には大臣認定などと言った仕組がありません。
このことから見ても宅地造成の現場に大臣認定擁壁が必須ではないことが容易にわかりますね。
安心して法令完全遵守の塀のねっこをご利用ください。