フェンスの基礎に、当社のブロック塀・フェンス基礎「土地分け丸」を使うと、安定計算ができ、連続基礎なので土の流出を防げて、目隠しフェンスのように大きな基礎が要るときも敷地を狭くしません。
独立基礎と連続基礎、どちらがいいか
フェンスの基礎は、独立基礎と連続基礎のどちらがいいですか
土地分け丸は、安定計算ができ、土の流出を防ぎ、敷地も狭くしません。
独立基礎か連続基礎かで迷ったら、当社は連続基礎をおすすめします。連続基礎にするなら、当社のブロック塀・フェンス基礎「土地分け丸」が便利に使えます。
【違い】柱ごとか、一続きか
独立基礎は、柱1本ごとに埋める四角いコンクリートの塊です。連続基礎は、フェンスの下に一続きに入れる基礎です。ほかに、ブロック塀の上にフェンスを付ける方法もあります。
土地分け丸は、工場で造る長さ2,000mmの製品で、目隠しにもメッシュにも使えます。形は3つで、I型は板だけ、I+型とL型は、地面の下に張り出す板(底版)が片側に付いたL字です。
【良さ】土地分け丸を選ぶわけ
- 安定計算:使うフェンスと、場所の風・地盤から、倒れないかを立てる前に計算します。
- 土の流出:柱と柱のあいだも、一続きの基礎でふさぎます。
- 敷地:I+型とL型は底版を敷地の内側に向けるので、境界の側に出るのは壁の厚さだけです。
当社の製品
ブロック塀・フェンス基礎「土地分け丸」
当社は擁壁のメーカーです。大分県内と関西圏では、施工業者をご紹介できます。それ以外の地域は、地域の施工業者さんにお願いしていただく形です。図面が無ければ、手書きの絵と写真で大丈夫です。住所も添えてください。お電話は ☎ 0120-1181-46(平日9:00〜18:00)。
連続基礎だと、土が流れない
連続基礎だと土が流れない、とはどういうことですか
連続基礎なら、フェンスの下のすき間から土が流れ出ません。柱のあいだも壁でふさぐからです。
【独立基礎】柱のあいだが空く
独立基礎では、コンクリートがあるのは柱の下だけです。柱と柱のあいだは、取付説明書では2m以内で、そこには地面の下にも何もありません。LIXILのフェンスABの説明書の図では、フェンスの下の端と地面のあいだにも60mmのすき間があります。雨が降ると、境界の土がフェンスの下を通って、お隣や道路へ流れ出ることがあります。
【当社は】一続きの壁で留める
土地分け丸は、地面の下から一続きの壁で境界をふさぎます。フェンスは、その壁の上に立てます。壁が境界の土を留めるので、雨の日も土がフェンスの下から流れ出ません。少し高低差のある境界では、段の土を留める使い方もできます。使えるかどうかは、段差の高さ・地盤・水はけを見て確かめますので、ご相談ください。
フェンスの基礎の深さ(取付説明書の数字)
フェンスの基礎の深さは、どれくらいですか
高さ1.2〜2mなら、独立基礎は深さ450〜700mmが目安です。
下の表は、フェンスメーカーの取付説明書の数字です。フェンスの種類と高さで変わるので、使うフェンスの説明書の寸法表で確かめてください。
【数字】埋込み・深さ・幅
説明書の基礎の数字は、柱をコンクリートに埋める深さ(埋込み)、基礎の深さ、基礎の幅の3つです。混ざりやすいので、分けて見てください。2段柱は、フェンスを上下2段に付けて高くする柱です。
| フェンス(説明書) | 柱の埋込み | 独立基礎の幅と深さ |
|---|---|---|
| LIXIL フェンスAB(フリーポール) 高さ1.4m | 260 | 300角・深さ450 |
| LIXIL フェンスAB(フリーポール) 高さ1.6m | 260 | 350角・深さ500 |
| LIXIL 2段柱 高さ約1.2m | 350 | 400角・深さ600 |
| LIXIL 2段柱 高さ約1.6m | 350 | 500角・深さ650 |
| LIXIL 2段柱 高さ約2.0m | 350 | 600角・深さ700 |
| 四国化成 アルディフェンス 高さ1.2m | ― | 幅400以上・深さ450以上 |
【前提】表の条件と地盤
フェンスABの表は、風速34m/s相当の仕様で、地盤が支えられる重さ(地耐力)を100kN/m²として計算した値です。2段柱は、基礎の下に割栗石(わりぐりいし。基礎の下に敷く砕いた石)を必ず敷くのが条件です。
基礎は、説明書の寸法以上で造ります。地盤が軟らかい現場では、どの説明書も、基礎のコンクリートの量を十分に考えるよう注意しています。基礎の大きさは、施工会社に地盤を見て決めてもらってください。
【連続基礎】説明書の数字
連続基礎の寸法も、LIXILの説明書に載っています。フェンスABは幅300・深さ300mm、2段柱は幅300・深さ600〜700mmです。
【当社は】計算で高さを決める
土地分け丸に立てるときは、当社が安定計算で、立てられるフェンスの高さを決めます。柱を差す穴の深さなど、フェンスの説明書の条件は、見積のときに一緒に確かめます。
基礎なし・置くだけでもいいか
フェンスは、基礎なしで置くだけでもいいですか
風の力は根元にかかるので、基礎が要ります。
【理由】風の力は柱の根元へ

フェンスが風で押されると、その力は柱を通って、根元の基礎にかかります。基礎は、この力を地面に伝えて、フェンスが倒れないように支えます。
LIXILや四国化成のアルミフェンスは、取付説明書の寸法で基礎を造ります。置くだけや差すだけで立てる商品は、その商品の説明書のとおりに使ってください。
【法律】ほかの決まりもある
建築基準法と同施行令の条文には、「フェンス」という言葉が出てきません。フェンスだけの基礎の大きさは、まず取付説明書の寸法表で確かめ、現場の地盤を見て施工業者さんに決めてもらいます。ブロック塀の上にフェンスを付けるときは、日本建築学会の基準にも決まりがあります。地区計画の区域では、市町村の条例で、垣や柵の高さ・形・材料が決まっていることもあります(建築基準法施行令第136条の2の5第1項第10号)。迷ったら、市区町村の建築の窓口で確かめてください。
台風で倒れないかが心配なら、「目隠しフェンスはなぜ倒れる?」をご覧ください。
目隠しの大きな基礎でも、敷地を狭くしない
大きな基礎が要ると、敷地が狭くなりませんか
土地分け丸なら、大きな基礎でも敷地は狭くなりません。
【独立基礎】はみ出すか、狭くなる

目隠しフェンスは風を受けるぶん、基礎も大きくなりがちです。四角い独立基礎は、ふつう柱を基礎の真ん中に立てるので、柱を境界線の真上に立てると、基礎の半分が隣の土地にはみ出します(越境)。はみ出さないように内側へ下げると、フェンスの外側に自分の土地が細く残り、その分、使える敷地が狭くなります。
【当社は】底版を内側へ

土地分け丸のI+型とL型は、断面がL字です。地面の下の張り出し(底版)は、敷地の内側に向けます。境界の側に出るのは壁の厚さだけなので、大きな基礎が要るときも隣へはみ出さず、敷地を狭くしません。
据える位置は、境界杭などで境界線を確かめてから決めてください。境界がはっきりしないときは、先に土地家屋調査士さんに確かめてもらってください。
音や視線をしっかり止めたいときは、フェンスのかわりに、基礎と塀を工場で一体に造るコンクリート塀「塀のねっこ」という選び方もあります。
当社の製品
コンクリートの塀を立てるなら、基礎と塀が一体の「塀のねっこ」
安定計算と、立てられるフェンスの高さ
土地分け丸の安定計算では、何を確かめますか
倒れない・滑らない・柱の穴のまわりが割れないかを確かめます。
【確かめる】倒れる・滑る・割れる
フェンスが風を受けたときのこの3つを計算して、土地分け丸に立てられるフェンスの高さを決めます。図面と構造計算書は当社でご準備できます。
【例】深く埋めると高くなる
製品を深く埋めるほど、高いフェンスを立てられます。表の「地上50mmまで埋める」は、製品を地面から50mmだけ出して、残りを埋める据え方です。
| 製品 | 根入れ300mm(標準) | 地上50mmまで埋める |
|---|---|---|
| I型(板だけ) 高さ450・厚さ150 | メッシュ1,500/目隠し500 | メッシュ2,000以上/目隠し1,100 |
| L型(底版付き) 高さ600・厚さ200 | メッシュ2,000以上/目隠し700 | メッシュ2,000以上/目隠し2,000以上 |
表は、基準風速(国が地域ごとに決めた風の強さ)36m/s以下の地域の値です。お住まいの地域の基準風速は、お問い合わせのときに当社でお調べします。
くわしく:表の計算の条件
- 基準風速は国の告示(平成12年建設省告示第1454号)で地域ごとに30〜46m/s。表は36m/sの値。38m/s以上の地域や、強い風に合わせたフェンスを使うときは、個別に計算
- 風圧は告示どおり(地表面粗度区分III)。まわりの建物で風がさえぎられる分は見込まない。風の弱い地域や、まわりの建物で風がさえぎられる場所では、表より高く立てられることがある
- フェンスの風力係数1.4、見付率はメッシュ0.2・目隠し1.0
- 地盤は一軸圧縮強度80kN/m²の粘性土(地耐力とは別の数字)。埋め戻したばかりの軟らかい土など、地盤が弱いときは、立てられる高さが下がる
- 支柱60角・柱の間隔2m。倒れる・滑るの安全率1.0以上
- 壁の鉄筋は、立てるフェンスの高さに合わせて必要な量を入れて製造する
- 「地上50mmまで埋める」ときの根入れは、I型 高さ450で400mm、L型 高さ600で550mm
- フェンス本体がどの風まで持つかは、フェンスメーカーの仕様で確かめる
土地分け丸の見積の頼み方
土地分け丸でフェンスの基礎を頼むには、どうすればいいですか
見積は、お問い合わせフォームか電話で頼めます。

【送る物】手書きの絵と写真
図面が無ければ、手書きの絵と写真で大丈夫です。見積と簡易展開図(施工図)は無料です。次のものを送ってください。
- 手書きの絵:敷地と境界、フェンスを立てる線を描いて、立てたいフェンスの高さと長さを書き込んでください。境界に段差があれば、その高さも。目隠しに要る高さは「目隠し塀の高さ計算(無料のアプリ)」で出せます
- 使うフェンスのパンフレット(柱の太さと、風を受ける面の大きさが載っているページ)。まだ決まっていなければ、目隠しにするかメッシュにするかを書いてください
- 場所(住所)。その地域の基準風速は当社でお調べします
- 境界のあたりの写真
【頼み方】個人でも業者さんでも
個人のお宅1軒からご相談いただけます。施工会社さんからのご相談でもかまいません。柱を差す穴は、工場であけてお届けできます。あけられる穴の大きさは製品の厚さで変わるので、柱の太さを伝えてください。
お問い合わせフォームからどうぞ。お電話は0120-1181-46(平日9:00〜18:00)です。
当社の製品
ブロック塀・フェンス基礎「土地分け丸」
当社は擁壁のメーカーです。大分県内と関西圏では、施工業者をご紹介できます。それ以外の地域は、地域の施工業者さんにお願いしていただく形です。図面が無ければ、手書きの絵と写真で大丈夫です。住所も添えてください。お電話は ☎ 0120-1181-46(平日9:00〜18:00)。
全国に配送します(沖縄・北海道・離島を除く)
LIXIL「フェンスAB(T-14・T-16)フリーポールタイプ 取付説明書」EXM-177(2024年12月版)2ページ「施工上のご注意」・3ページ「基礎工事について」・4ページ「基本寸法図」「独立基礎寸法表」・5ページ「連続基礎寸法表」 PDF(対象はYL2・YL3・YS2・YS3・YM2型。YL1型・YM1型のT-14は対象外)
原文:「基礎は弊社指定の寸法以上にしてください。強度低下の原因になります。」「※地耐力は100kN/m2 で計算」「ブロックに施工する場合、基礎形状および配筋は日本建築学会の推奨基準に則り施工してください。」
LIXIL「フェンス 多段柱(2段柱)60×60多段柱 取付説明書」EXM-032(2021年3月版)2ページ「基礎工事について」・3ページ「2段柱基本寸法表」・5ページ「2段柱基礎寸法表」 PDF
原文:「必ず割栗石を敷いてください。基礎が沈降したり傾いたりすることがあります。」
四国化成建材「アルミフェンス アルディフェンス1・2・3・4・5・6型 取付・取扱説明書」(2021年4月改訂)1ページ「施工上の注意事項」・2ページ「据えつけ図」(同社のデータダウンロードサービスで入手)
日本建築学会「コンクリートブロック塀設計規準・解説」6条(金属製フェンス付きブロック塀の構造・配筋)
建築基準法(令和8年5月27日施行の版)・建築基準法施行令(令和7年12月1日施行の版)第136条の2の5第1項第10号 建築基準法・建築基準法施行令(e-Gov法令検索。「フェンス」の語は、両方の全文で0件)
原文:「垣又は柵の構造の制限 建築物に附属する門又は塀の構造をその高さ、形状又は材料によつて定めた制限であること。」
当社の製品ページ 土地分け丸(フェンスに使う・寸法表・よくある質問)
