- プレキャストコンクリートの塀は、工場で造ったコンクリートの塀を、現場へ運んで据える塀です。
- 当社(コンクレタス)の塀のねっこは、地面の下に入る底版(L型の足)と壁が一体です。地上2.5mまで立ち、工場や事業所の外周、高い目隠しの塀に向きます。発電所や、アイルランド大使館にも納めています。
- いまのブロック塀を建て替えるなら、当社のブロック塀・フェンスの基礎「土地分け丸」があります。土地分け丸の基礎の上に、決まりどおりにブロックを積めば、法令順守の安全なブロック塀や、目隠しフェンスに建て替えられます。塀のねっこと土地分け丸のどちらが合うかは、現場の写真と塀の高さ・長さからお答えします(無料)。
どんな塀?
プレキャストコンクリートの塀とは?

工場の型枠でコンクリートの塀を造り、トラックで現場へ運んで、クレーンで据える塀です。プレキャストは「先に造っておく」という意味です。
ブロック塀もコンクリートの塀の仲間ですが、ブロックを現場で積んで造ります。
| ブロック塀 コンクリートのブロックを現場で積み、鉄筋とモルタルで固める。決まりどおりに造るなら、高さは2.2mまで(構造計算で安全を確かめる場合を除く) |
| 現場打ちの塀 現場で型枠と鉄筋を組み、コンクリートを流して固める |
| 万年塀 工場で造った柱と板を、現場で組み立てる。昔からある、プレキャストの塀(万年塀とは) |
| 基礎と壁が一体のプレキャストの塀 地面の下に入る底版(L型の足)と壁を、工場でひと続きに造り、現場で据える。当社の塀のねっこはこの型 |
塀のねっこの壁の厚さは150mmと200mmの2種類で、製品の高さ(地面に埋める分を含む)1,000mmまでの低い塀には、100mmの「ライト」もあります。くわしくは塀のねっこのページへ。
倒れない?
地震や台風で、倒れませんか

倒れにくい造りです。塀のねっこは、底版の長さと根入れ(地面に埋める深さ)で地震の力に抵抗し、土とコンクリートの重さで倒れるのを防ぎます。設計では、地震は塀の重さの0.6倍の力が横からかかるとして(水平震度0.6)、風は基準風速50m/秒を見込んでいます。
2019年には、金沢工業大学と、プレキャストコンクリート塀として日本初の実物大の耐震振動実験をしました。実験に使ったのは、製品の高さ2.5m(地上2.0mの塀に使う大きさ)の塀です。振動台の上のゴムシートに置いただけで固定せず、地面の代わりに土のうを積みました。
揺らしたのは全部で25回です。熊本地震の益城町の揺れをそのまま加えた回も、損傷はありませんでした。東日本大震災の築館の揺れを半分に縮めた回は、振動台で1,234Galを計りましたが、これも損傷はありませんでした。
損傷が出たのは、25回揺らし続けた最後の揺れです。その損傷を見て、鉄筋をさらに増やしました。いま出荷している塀のねっこは、増やしたあとの配筋です(実験の記録)。
長持ち?
どのくらい長持ちしますか

塀のねっこは、耐久100年超を見込んでいます。鉄筋は錆びると、まわりのコンクリートを押し割ります。塀のねっこは、鉄筋のかぶり(鉄筋の外側のコンクリートの厚さ)を深くとり、密度の高いコンクリートで水と酸素を通しにくくして、鉄筋を錆びにくくしています。
コンクリートの設計強度は30N/mm²で、通常の現場打ちのコンクリート(18〜21N/mm²)の約1.5倍です。
汚れたら、洗浄で手入れできます(発泡スチロール塀とコンクリート塀の比較)。ひびや欠けが気になったら、ご相談ください。
車・火・水
車や火、水から守れますか

| 車 車がぶつかったり、入り込んだりするのを防ぐなら、コンクリートの塀が向きます。どのくらいの車を止めたいかで塀の厚さと基礎が変わるので、ご相談のときに、前の道路の幅と通る車の大きさを教えてください |
| 火 コンクリートは燃えません。ガソリンスタンドの防火塀のように、決まった性能が要る所には、用途を絞った製品「火の守」があります |
| 水 2021年に塀のねっこ6基でプールを造り、水深1.0mで倒れないことを確かめました。継ぎ目に止水をしなくても、漏れる水の量は土のうを積み上げたときと同じかそれより少なく、簡単な止水をすると、さらに減りました。敷地の浸水対策には「水守」があります |
| 土砂 崩れてきた土砂を受け止める壁は「やまがみ」です。建築士さんと協力して設計します |
目隠し・音
目隠しや音には効きますか

どちらにも効きます。当社のおすすめの高さは、地上2.5m(製品の高さ3m)です。災害にも、防犯にも、目隠しにも向く高さだからです。高い塀は、外からの視線も侵入もさえぎります。防犯をさらに固めたいときは、門扉や照明、カメラも合わせるのがおすすめです。
コンクリートの塀は、隙間が少なく重いので、音を通しにくいです。外から入る音だけでなく、エアコンやエコキュートの運転音を外に出しにくくする使い方もあります。
大分バイオマスエナジーの発電所(2020年、製品の高さ2,500mm)は、はじめは防音フェンスで設計されていました。遮音の性能・耐久性・コスト・納期などを総合的に評価していただき、塀のねっこに変わりました(塀のねっこの施工実績)。
見た目
見た目は、殺風景になりませんか

塀のねっこは、表も裏も平らで、モダンな印象です。コンクリートの重厚感を魅せることが出来ます。
型から出したままのコンクリートの面(気泡や色むらが出ます)のほか、模様を刻んだ型で柄を付けることもできます。標準の柄は木目で、費用は別です。塗装や、木材との組み合わせも、現場でできます。
鉄の型枠で造るので、現場打ちの壁に残る丸い穴の跡(Pコン跡)は付きません。塀のいちばん上(天端)には溝を付けて、雨だれの汚れを約半分に減らすねらいで設計しています。端を丸くした製品もあり、コーナーは90度や135度などに合わせられます(種類と使い方)。
工期・人手
早く、少ない人手で建ちますか

塀のねっこの現場の作業は、主に掘る・均す・据える・埋め戻すの4つです。ブロックを積む作業も、塀の型枠を組む作業もありません。現場打ちのコンクリート塀とくらべて、現場の工程がずっと短く済みます。工場で造った塀を機械で据えるので、人手が足りない現場にも向いています。
長さはミリ単位で造ります。敷地の図面から製品の展開図(製品の並べ方の図)を作り、見積をお出しして、OKをいただいてから造ります。施工に要る資料は当社からお渡しします。据え付けは、一般の土木工事をしたことがある会社なら対応できます。大分県内と関西圏では、施工業者をご紹介できます。それ以外の地域は、地域の施工業者さんにお願いしていただく形です。
高さ
ブロック塀より高くできますか

決まりどおりに造るブロック塀は、高さ2.2mまでです(建築基準法施行令第62条の8)。国が定める方法で構造計算をして安全を確かめれば、2.2mを超えるブロック塀も造れます。
塀のねっこは、地上2.5mまで立てられます。ブロック塀の2.2mより、30cm高い塀です。いちばん高い製品は3,000mmで、そのうち500mmを地面に埋めます。それより高い塀が要るときは、「塀のねっこエクステンション」で造れます。高さや手続きは、ご相談のときに確かめます。
境界ぎりぎり
境界ぎりぎりや、隣が迫った所にも建てられますか

建てられます。塀のねっこは工場で造った塀を据えるだけなので、現場打ちの塀のように、型枠を固定したりばらしたりする空間が要りません。底版の幅が取れてクレーンが入れば、隣の建物が迫った所でも建てられます。
塀は境界ぎりぎりに立てられますが、底版は敷地の内側へ入ります。底版の幅は、塀が高いほど広くなります。製品の高さ2,000mm(地上1,500mm)の塀なら、境界から敷地の内側へおよそ950mmです(高さ別の表は塀のねっこガイド)。
地上には、控壁(塀を後ろから支える、横に出っ張った壁)のような出っ張りもありません。決まりどおりに造るブロック塀は、高さ1.2mを超えると、長さ3.4m以下ごとに控壁が要ります。控壁は、基礎のところで壁から高さの5分の1以上出す決まりです(建築基準法施行令第62条の8)。
アイルランド大使館にも納めています。隣の建物が迫っていて、現場で型枠を組んだりばらしたりする空間が取れない場所でした。工場で造った塀を据えるだけで建てられることが、決め手になりました。
いまのブロック塀を建て替えたいときは、建て替えのタブをご覧ください。
建て替え
いまのブロック塀を、建て替えたいときは?

塀のねっこでは対応できないことが多いようです。いまの塀の場所では、地面の下に底版を入れる幅が取りにくいためです。
そのときは、当社のブロック塀・フェンスの基礎「土地分け丸」があります。土地分け丸の基礎の上に、決まりどおりにブロックを積めば、法令順守の安全なブロック塀や、目隠しフェンスに建て替えられます。
ブロック塀の鉄筋は、基礎から塀の上まで切れ目なく通す決まりで、ブロックの中で鉄筋を継ぐことはできません。土地分け丸は、基礎の中でさび止めした鉄筋をねじでつなぐので、ブロックの中で継がずに済みます。この継手は、公的な試験機関で強度を確かめています。
いまの塀の内側に、底版の幅(製品の高さ2,000mmなら、境界からおよそ950mm)が取れるなら、塀のねっこも使えます。塀のねっこと土地分け丸のどちらが合うかは、現場の写真と塀の高さ・長さからお答えします(無料)。
確かめること
据える前に、確かめることは?
| 重さ 製品の高さ2,000mm・長さ2,000mmの直線品で、1本およそ2,070kgあります。荷下ろしと据え付けには、クレーンを使います |
| クレーンと搬入の道 納品は、トラックの荷台の上でのお渡しです(車上渡し)。荷下ろしのクレーンは、お客様の側でご準備いただきます。個人のお客様は、工事を頼む施工業者さんに一緒に頼めば大丈夫です。トラックが入れる道か、クレーンを据える場所があるかは、当社でも先に確かめます |
| 底版の幅 製品の高さ2,000mm(地上1,500mm)の塀なら、境界から敷地の内側へおよそ950mm要ります |
| 配送と運送費 全国に配送します(沖縄・北海道・離島を除く)。工場から運ぶので、製品の代金に運送費が加わります。見積で、運送費まで入れてお出しします |
どれも、ご相談のときに当社で確かめます。住所・塀の高さと長さ・現場の写真を送っていただければ、塀のねっこが使えるか、土地分け丸が合うかをお答えします。見積と簡易展開図は無料です。塀のねっこの価格表も、お名前とメールアドレスだけでお送りします。
お問い合わせ
相談と見積(無料)
塀のねっこが使えるか、場所(住所)・塀の高さと長さ・現場の写真からお答えします。図面が無くても大丈夫です。見積と簡易展開図(施工図)は無料です。
当社は擁壁のメーカーです。大分県内と関西圏では、施工業者をご紹介できます。それ以外の地域は、地域の施工業者さんにお願いしていただく形です。
全国に配送します(沖縄・北海道・離島を除く)
お電話でも受け付けています。☎ 0120-1181-46(平日9:00〜18:00)
当社の製品
コンクリートの塀を立てるなら、基礎と塀が一体の「塀のねっこ」
出典
- 建築基準法施行令(e-Gov法令検索。第62条の8)
- 当社「実験の記録」(2019年 金沢工業大学 実物大耐震振動実験/2021年 浸水・水密実験)
- 塀のねっこの製品ページ・塀のねっこガイド
- 当社の記事(発泡スチロール塀とコンクリート塀の比較・万年塀とは・塀とは)
