ブロック塀の解説アプリを開く段数を選ぶと、決まりと図が出ます(無料・登録不要)。
ブロック塀の決まりを、段数を選ぶだけで見られるアプリを作りました。法令は法令で、学会基準は学会基準で通します。いいところ取りはしません。
新しく造るブロック塀のためのアプリです。当社の土地分け丸と塀のねっこも、同じ段数で見られます。ケータイでもパソコンでも使えます。
使い方
段数を選んでタブを押すと、決まりと図が出ます
入れるのは段数だけです。学会基準のタブでは、基礎の形も選びます。

- 段数を選ぶ:図の右のオレンジの丸を上下に動かします。1段から12段までです。丸の高さが塀の高さです。
- タブを押す:法令、学会基準、土地分け丸、塀のねっこの4つです。
- 結果を見る:動かすと、図がその場で変わります。図の下に決まりの4行が出ます。
- PDFで保存する:結果票を工事業者に見せられます。
高さは、ブロック1段20cmに、基礎の地上分5cmを足した数字です。8段なら、ブロック1.6mと5cmで1.65mです。基礎の地上分は5cmで固定で、笠木(塀の上に載せる部材)は入れていません。基礎を高く出したり笠木を載せたりすると、同じ段数でも高くなります。
法令は建築基準法施行令の決まり、学会基準は日本建築学会の設計の基準です。設計に使う数字は、工事業者か建築士が決めます。土地分け丸と塀のねっこは当社の製品です。
4行の読み方
画面の4行で、この高さの主な決まりが分かります
主なものだけです。画面にも「全部ではありません」と出ます。法令、学会基準、土地分け丸のタブは、次の4行です。
- 壁の厚さ:ブロックの厚さをいくつ以上にするかです。
- 控壁:塀から突き出す支えです。要るかどうか、何mごとに置くか、どれだけ突き出すかが出ます。
- 基礎:法令は全体の高さと地面に埋める深さ、学会基準は形と埋める深さと張り出しです。基礎に入れる鉄筋も出ます。
- 鉄筋:太さと間隔です。

丸を1段動かすと、4行も変わります。法令では、5段(1.05m)で「決まりなし」だった控壁が、6段(1.25m)で「要る」に変わります。基礎の数字も6段から出ます。

「もう1段積みたい」と思ったときに、何が増えるのかが先に分かります。
図の見方
図は、断面図、正面図、上から見た図の3つです
丸を動かすと、その横で図が変わります。断面図の下に、正面図と上から見た図が出ます。

- 断面図:塀を横から切った図です。身長1.7mの人を横に描いているので、高さの感じがつかめます。地面の下の基礎も見えます。
- 正面図:塀を前から見た図です。5m分を描いて、控壁の並びと鉄筋の間隔を出しています。
- 上から見た図:控壁が敷地の内側へ出っ張る様子が分かります。

赤い線は鉄筋の位置です。
控壁の出っ張りが困るなら、アプリの「塀のねっこ」のタブを見てください。
法令タブ
法令タブは、国の決まりで10段まで答えます
建築基準法施行令第62条の8の決まりを出します。基礎の地上分5cmなら、10段(2.05m)までは決まりと図が出ます。

最小限の基礎の寸法も出します
第62条の8に数字が無いのは、何でもよいという意味ではありません。かぶり(鉄筋を覆うコンクリートの厚さ)と鉄筋の太さから計算すると、最小限の基礎は幅約11cm、高さ約15cmです。鉄筋が収まる最小で、倒れないための寸法ではありません。
- 幅:40+9+9+9+40=107mm。側面のかぶり4cmと、太さ9mmの鉄筋3本分です。
- 高さ:60+9+9+9+40=127mm。底のかぶり6cm、鉄筋3本分、上のかぶり4cmです。フックの長さがあるので、約15cmにしました。
かぶりの側面4cmと底6cmは、施行令第79条の数字です。壁が15cmになる10段は、基礎の幅も15cmにします。基礎と控壁の基礎には、太さ9mm以上の横筋が要ります(第3号)。6段からは全体の高さ35cm以上の決まりがあるので、幅だけ出します。
11段を選ぶと、高さが2.25mになり、決まりの代わりに知らせが出ます。知らせの「第1号」は、高さ2.2mまでという決まりです。2.2mより高いブロック塀は、国土交通大臣の基準に従った構造計算で安全を確かめたものだけです。建築士に相談してください。図の場所には「塀のねっこで対応できます」のボタンが出ます。

学会基準タブ
学会基準タブでは、基礎の形も選びます
日本建築学会の「コンクリートブロック塀設計規準」の数字です。設計のたびに構造計算をしなくても使えるよう、数字を表にした設計の基準です。国の決まりとは別のものです。市街地の建物に付属する塀で、空洞ブロックの場合の数字です。

基礎の形は、壁の下を横から見た形です。形を変えると、張り出しの寸法と図が変わります。I形は6段から、地面に埋める深さも変わります。その高さで使えない形は、押せなくなります。画面の「表1の対象外」は、規準の表に数字が無い高さという意味です。

6段と7段は、条件に合えば途中の控壁を省けます。画面の注に、省けるのは条件に合うときだけと出ます。条件の中身は出ないので、工事業者か建築士に確かめてください。

段数が高くなると、4行や図に「改良土」と出ます。基礎のまわりをコンクリートなどで固めるか、それに準じる堅い埋め戻しをしたものです。方法と範囲は、工事業者か建築士と決めてください。

基礎の地上分5cmなら、10段(2.05m)までは決まりと図が出ます。11段からは2.2mを超えるので、知らせと、塀のねっこのボタンが出ます。
風が特に強い地域や、盛土など地盤が特に軟弱な敷地は、別に対策が要ります。当てはまるかは、工事業者か建築士に確かめてください。
土地分け丸タブ
土地分け丸タブは、5段までの形を出します
当社の「土地分け丸」は、工場で造るブロック塀の基礎です。段数を選ぶと、基礎の寸法、壁の厚さ、鉄筋が出ます。ブロック塀の決まりは法令のとおりです。


6段(1.25m)からは「造れません」と出ます。ブロック塀の基礎に使えるのは、基礎の地上分を含めて高さ1.2mまでです。土地分け丸は控壁を使えないからです。図の場所には「塀のねっこで対応できます」のボタンが出ます。

上に積める段数は、地面に埋める深さ(根入れ)と地盤で変わるので、見積のときに現場の条件を確かめます。土地分け丸の厚さ10cmの製品は境界コンクリート用で、ブロックは積めません。
製品の性能は、当社の実験や計算での値です。お客様の現場に合うかは、地盤・基礎・高さと長さを見て、図面と構造計算でお示しします。
当社の製品
ブロック塀・フェンス基礎「土地分け丸」
当社はコンクリート製品のメーカーです。大分県内と関西圏では、施工業者をご紹介できます。それ以外の地域は、地域の施工業者さんにお願いしていただく形です。図面が無ければ、手書きの絵と写真で大丈夫です。住所も添えてください。お電話は ☎ 0120-1181-46(平日9:00〜18:00)。
塀のねっこタブ
塀のねっこタブは、地上2.5mまで製品を出します
当社の「塀のねっこ」は、工場で造るコンクリート塀です。ブロック塀のその段数と同じ高さなら、製品の高さと底版(地面の下で塀を支える板)の幅がどうなるかが出ます。控壁は要りません。


いちばん上は地上2.5mです。法令のタブで知らせが出る11段や12段の高さでも、このタブには製品が出ます。地上に出るのは壁だけなので、控壁のように敷地へ出っ張りません。
地面のやわらかさは、住所と現場の写真で、まず当社が見ます。図面が無ければ、手書きの絵と写真で大丈夫です。製品の見積と簡易展開図(製品の並べ方を描いた図)は無料です。
製品の性能は、当社の実験や計算での値です。お客様の現場に合うかは、地盤・基礎・高さと長さを見て、図面と構造計算でお示しします。
当社の製品
コンクリートの塀を立てるなら、基礎と塀が一体の「塀のねっこ」
全国に配送します(沖縄・北海道・離島を除く)
PDFで保存
結果票をPDFで保存して、工事業者に見せられます
画面の下のほうに、保存のボタンがあります。押すと印刷の画面が開くので、PDFとして保存してください。段数、主な決まり、図が入ります。入るのは、選んでいるタブの分だけです。

相談するときは、画面かPDFと、設置場所と地面の高低差が分かる写真を、工事業者か建築士に見せてください。工事業者は、お客さんへの説明にも使えます。設計図や施工図の代わりにはなりません。
使えない場面
安全の判断には使えません。地盤と風は見ていません
主な決まりを知って、工事業者と話す土台にするためのアプリです。
- 今ある塀の診断には使えません。気になるなら、うちのブロック塀は大丈夫?をご覧ください。
- 土を留める塀には使えません。片側の地面が高く、土が当たる塀のことです。土を留めるなら、当社の「土のねっこ」をご覧ください。
- 高さは、基礎の地上分5cm、笠木なしで計算します。5段と6段の境目のように答えが変わる所に近いときや、両側で地面の高さが違うときは、工事業者か建築士に確かめてください。

積み方は、工事業者か建築士に相談してください。申し訳ありませんが、ブロック塀の積み方や決まりなど、当社の製品以外のご質問にはお答えできません。
このアプリは確認・相談のための参考情報です。行政の判断や専門家による調査・設計に代わるものではありません。


