コンクリートの語源
コンクリートの語源はラテン語でconcretus(コンクレタス)で塀のねっこを開発した当社の社名に使っています。con + cretusで「共」に「成長する」という意味だそうです。 皆様と一緒に成長したいと思いこの社名としております。 コンクリートがヨーロッパから日本に入った時には「混凝土」という造語を作り、中国では今もこの言葉が使われています。
コンクリートのナカミ

コンクリートとはセメント・水・砂・砂利を混ぜ合わせ硬化させたものです。硬化前の状態は生コンクリートと呼ばれています。英語だとフレッシュコンクリートといわれています。ちょっとイメージが変わりませんか?
コンクリートは人造岩石

コンクリートは一言でいうとどのような形にもなる人造岩石といえます。そのためその性質はほとんど岩と同じで触るとひんやりしますし、木材のように菌や虫に食べられることもありません。ですから、本質的に頑丈で長持ち。重要な構造物の材料としてもってこいの素材です。
コンクリートの原材料
コンクリートの主原料は何といってもセメントです。セメントは簡単に言うと粉末ノリで、これを水に溶かししばらく置いておくと硬化・乾燥します。コンクリートはその材料の混ぜ方で呼び名が出世魚のように変わります。
セメントペースト | セメント+水 | コスト、流動性、ひび割れ=大 |
モルタル | セメント+水+砂 | コスト、流動性、ひび割れ=大 |
コンクリート | セメント+水+砂+砂利 | コスト、流動性、ひび割れ=大 |
コンクリートの特性
ナチュラル
セメントを使って近所の山の石をくっつけただけです。
ひんやり
触ると熱伝導率が高いためひんやりします。
腐らない
300年以上持つと言われています。
重い
比重2.3~2.5 塀のねっこは2,450kg/m㎥としています。
地産地消
セメントは99%国内生産。主原料の石灰石もほぼ100%国産で大分県がNo.1出荷量。
固い
触ったり叩くと固さが実感できます。時間がたつにつれどんどん固くなっていきます。
引張りに弱い
両方から引っ張られる力に弱いです。必要な時は鉄筋に助けてもらいます。
圧縮に強い
塀のねっこのコンクリートは30N/m㎡。1cm角の面積に約300kgの重さを載せてもOK。
長持ち
木材より鉄よりずっと長持ち。遺跡にもなります。
信頼
丁寧に設計・施工されたコンクリートは安心して使えます。
アルカリ性
主原料のセメントが強いアルカリなのでコンクリートもアルカリ性です。だから鉄筋が簡単には錆びません。
割れやすい
無骨なイメージですがしならないまっすぐな性格なので、角がかけやすく製造、運搬には気を使います。(どうしても角カケはできてしまいます)
白い
セメントが明るいグレーなので白っぽい仕上がりになります。特に工場で作るプレキャストコンクリート(塀のねっこ含む)は、現場打より強度が高い(=セメント量が多い)ことと、しっかりと締め固めるためより白っぽく見えます。
環境に優しい
セメント製造時には大量の廃棄物が混ぜ込まれ1,000度以上の高熱で溶かされ再活用されています。作られたコンクリートもいらなくなったら砕いて再利用ができます。